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キースホンドの部屋

オランダ原産のモコモコ・フワフワの犬 「keeshond」のリオとジェイドの日記だよ!

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WHY AM I HERE ? Pt.4/6

信頼出来るはずの家族の裏切り
まるで物を捨てるかのようにアニマルシェルターへ引き渡されたベアーはそれでもひたすら家族を信じて待ち続けた。

レスキューカレンダーを見ていてもほとんどが飼い主がシェルターに連れてきたケースがほとんどです。
私には到底理解出来ません

jensen_book.jpg



先週のことだった。
父親が裏庭にやって来た。今年になって初めての声をかけてきてくれた。
「おいで、出かけるよ。ドライヴに行くぞ」

ベア-は尻尾を振り、父親の周りをクルクルと回り、仲間に入れてもらえるのかと思うと嬉しくてたまらなかった。
父親はベア-の首の辺りを古びたロープで縛ると車に乗せた。

古いグリーンのシェヴィーはなくなっていて、その代わりに新しい新車があった。
スライド式のドア-で皮製のシートだ。
ベア-はドライヴに行けることをとても喜んだ。
もう長い間ドライヴになんて連れていってもらっていない。

「学校に行くの?show and tellを見に行くの?」

ベア-は喜んで尻尾を振り、父親に微笑んだ。
しかし父親は微笑み返すこともせず無言だった。頭を撫でることもしなかった。

父親は新車で郡のアニマルシェルターへ向かい、シェルターの門の街灯柱にベア-をつないでどこかに行ってしまった。

ベアーは初め冗談かと思った。
早く迎えに来て、お家に連れて帰ってくれるように願い、そして待ち続けた。
時間が経過して行くとちらほらと雪が舞い始め、そのうち地面は白い雪のカーペットで包まれた。

暗くなるまで何時間も待ちつづけた。

地面に座り寒さを凌げるように体を丸くしたベア-は父親が戻ってくるのを待ちつづけた。
しばらくすると、古いオンボロの車がやって来た。

すると、白とグリーンのスニーカーを履いた親切そうな女性が出てきた。
その女性は彼を車に乗せると、錆びたワイヤーのドアがあるコンクリートで出来た箱の中に彼を入れた。

その年老いた犬はもう「ベア-」ではなく、代わりに「57番」と名づけられた。

「どうして僕はここに居るの? 悪いことをしたから?」
彼は心の中でつぶやいた。

廊下のドアが開く度に現実に引き戻される。

そこには白とグリーンのスニーカーの親切な女性がいた。
彼女は時折、ニコニコと笑顔でやって来る人を連れて来る。

別の部屋に移される前には色々と話し掛けられたり、あの子だと指を指されたりする。
その度に、今度こそは少年が彼を迎えに来てくれて、家に帰れる番であることを願った。

「何かとてもいけないことをしてしまったからこんなところにいるんだ」
「あんなにも愛してくれた家族・・忘れられてしまったのかな?何をしてしまったのだろう」
「これから先、誰か愛してくれるのだろうか・・」

寒くて、狭い収容所の中で、彼は悲しそうに古びたタオルの上に横たわり、疲れ果てた瞳を閉じた。

しかし、コンクリートに響く重い足音は彼を空想から目を覚まさせた。

ニコニコと笑顔の人を連れてくる親切な女性の足音ではなかった。
1日に2回清掃に来る若い青年達の足音でもなかった。

背の高い男の足音だ・・

その年老いた犬は背の高い男が嫌いだ。いや、みんなが背の高い男のことを嫌っている。
背の高い男は誰も行ったことのない収容施設の一番奥の部屋へ犬を連れて行くことがある。
その男と行った犬達は二度と部屋には戻らない。

そして、その犬が居た部屋は新たにやって来る犬に与えられるのだった。
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  • 2008年10月16日 (木)
  • 12時15分43秒
by AlphaWolfy

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